2008年08月01日(金) 12時48分

＜北京五輪＞観光客らにパフォーマンス披露…各地から集まる（毎日新聞）

　北京五輪開幕が１週間後に迫り、北京市の五輪競技場前では施設見学の観光客らを前に、中国各地の人たちが集まり、五輪を盛り上げようとパフォーマンスを披露している。

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　五輪公園の一角にある国家水泳センター前では、黒竜江省ハルビン市の謝家軍さん（４６）が鉄球を使った力技を披露する。「中国」と大書され、五輪のスローガンを書き込んだＴシャツ姿で、髪形は聖火の炎のようだ。

　６キロの鉄球２個を手の甲の上で回転させたり、卓球のラケットで７．６キロの鉄球を打ち続け、喝采（かっさい）を浴びた。謝さんは「五輪に集う世界の人々に技を見てもらいたいと訓練を積んできた」と笑顔を見せた。

　「五輪を成功裏に」と書いた自作の三輪車に万国旗をはためかせるのは、雲南省昆明市の石長林さん（５６）。４月５日に地元を出発、約２カ月かけて約３６００キロを走ってきた。石さんは四川省からオートバイで来た田長生さん（４５）ら４人で五輪を盛り上げる「応援隊」を結成。会場周辺の人気者になっている。

　田さんは四川大地震の被災地でボランティア活動をしていたが、「五輪を盛り上げるのに一役買ったらどうか」と被災者からオートバイを贈られたという。石さん、田さんは「中華民族の一人として五輪に参加したかった。世界中の人を歓迎したい」と口をそろえた。【北京・鈴木玲子、長野宏美】

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