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2008年08月01日(金) 00時05分

社長が偽装指示認め廃業表明中国新聞

 中国産のフグを国産と偽って販売していたとして、山口県警が不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で家宅捜索した、下関市の水産物加工卸売会社「エツヒロ」の森敏一社長(56)は31日、「偽装表示を私の指示で行った。消費者、関係者に多大な迷惑をお掛けした」と認め、同社の廃業を明らかにした。発覚直後の会見では「私は指示していない。知らなかった」としていた。

 同日、下関市役所で会見した森社長は「中国産と知りながら熊本県産の表示を改善させなかった。偽装は全面的に私の責任において行った」とこれまでの発言を一転させた。さらに「現在の風潮では中国産の表示で販売するのは難しい。熊本産で売りたかった」などと釈明した。

【写真説明】偽装指示を認めて謝罪する森社長

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200808010069.html