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2008年08月01日(金) 11時01分

大腸菌群:弘前・萩原乳業の牛乳から 製品を自主回収 /青森毎日新聞

 弘前市の乳業メーカー、萩原乳業(西脇千賀子社長)が製造した紙パック牛乳の一部から、大腸菌群が検出されたことが31日、明らかになった。同社は30日から製品の自主回収をしている。腹痛などの健康被害は報告されていないという。
 同社によると、28日に牛乳を紙パックに詰める充填(じゅうてん)機のトラブルが発生した。午後8時半過ぎ、牛乳を出すノズルの分解洗浄を始め、同10時45分ごろから製造を再開。翌日、箱詰めした2361本のうち、8種類2217本が県内のスーパーなどの店頭に並んだ。しかし30日朝、自主検査で大腸菌群が検出され、自主回収を始めた。ノズルの分解洗浄が不十分だったのが原因とみられている。
 大腸菌群の検出は28日夜の製造分に限られているため、保健所は指導にとどめ、行政処分はしない方針。鈴木伸幸・同社専務は「直接の害はないが、このようなことが起き、おわびします」と話した。萩原乳業は52年創業。主に県内を中心に出荷し、「萩原」ブランドで親しまれている。【後藤豪】

8月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000019-mailo-l02