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2008年07月10日(木) 12時15分

藤沢のラーメンチェーンが日本そば店−女性一人で入れる店目指す湘南経済新聞

 湘南・藤沢地区を中心にラーメン店を展開する古久家(藤沢市高倉)は7月10日、日本そば店「遊行そば たまゆら」(西富、TEL 0466-28-9066)をオープンした。

 1945年に和菓子店として創業した同社は、1971年よりラーメン店を主とした業態に絞り展開している。現在、太麺で生しょうゆのスープを使用した「古久家」5店舗と、縮れ細麺で豚骨しょうゆの安価なラーメン業態「中華そば 寅」4店舗を展開し、日本そば店は新業態となる。

 新店に名づけられた「たまゆら」は、万葉集の一節を用いて付けられたもの。「お客様が店に来られたほんの少しの時間を、ゆっくりと楽しんでもらえるような空間にしたいという気持ちを込めた」(同社)という。和風造りの店内の壁面には、有田焼をメーンとしたさまざまな柄の「そばちょこ」150個が飾られている。店舗面積は55坪で、席数は80席。

 メニューには、国産そば粉にこだわった「せいろ」(700円)や、ささがきごぼうを使用し柳川風にしたてた「カツ鍋定食」(1,280円)、卵にこだわりを持ち個数を多く使用した「親子丼」(1,180)などを提供する。

 新業態参入に先駆け、「5〜6年前に一時、『中華そば 寅』の一角10席ほどで日本そばを提供した実績がある」と話す同社・小林社長は「そば屋はたくさんあるが、『そば通』を相手にこだわり抜いた店や女性が一人で入りにくい店が多いので、女性が一人で気軽に入れるような店にしたかった」と話す。「おいしいそばに仕上がっているので、ぜひ食べにきてください」とも。

 営業時間は11時30分〜21時。

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