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2008年06月26日(木) 16時40分

「血がにじみ顔面蒼白」秋葉原警官負傷 通り魔事件現場すぐ近く産経新聞

 26日昼、ナイフを持ち歩いていた男に職務質問した警察官が切りつけられた東京・秋葉原。現場は8日、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が無差別殺傷事を起こした交差点から数十メートルの場所で、駆け付けた大勢の警察官とやじ馬で騒然となった。

 目撃者らによると、事件前、中央通り沿いやJR秋葉原駅など目立つ場所に警察官が立ち、模倣犯などを警戒、物々しい雰囲気だった。そこに突然、パトカーと警察官が殺到、現場は一気に緊迫した雰囲気となったという。

 千葉県野田市の主婦(52)は「叫び声や音は聞いていないが、急にパトカーや警察官が殺到し異常を感じた。男がパトカーに押し込められていて、何があったのかと見ていたら、路地から手を布で押さえた警察官が出てきた。血がにじんでいて、顔面蒼白(そうはく)、真っ青だった」。

 同県松戸市の会社員、斎藤治喜さん(66)は「秋葉原は昔から好きでよく来ていた。あの日来ていたら、通り魔事件で刺されたのは自分だったかもしれないと思い、手を合わせようと思ってきた。こんな事件に遭遇するとは思わなかった」と話していた。

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