記事登録
2008年06月13日(金) 15時57分

有価証券報告虚偽記載、ライブドアに95億円賠償命令判決読売新聞

 ライブドアによる有価証券報告書の虚偽記載事件で株価が暴落し、多大な損害を受けたとして、同社株を保有していた日本生命保険と信託銀行5行が、ライブドアホールディングス(旧ライブドア)を相手取り、計約108億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、東京地裁であった。

 阿部潤裁判長は、約95億4000万円の賠償を命じた。

 2004年に証券取引法(現・金融商品取引法)が改正され、有価証券報告書の虚偽記載で株主が損害を受けた場合は、虚偽記載が公表された日(公表日)を基準にして損害を推定計算できる規定が加わった。今回の判決は、この新規定を適用して会社側の賠償責任を認めた初の司法判断で、個人株主ら3300人以上が旧ライブドア側に賠償を求めた集団訴訟の行方にも影響を与えそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000030-yom-soci