毎日新聞社が東京国税局の税務調査を受け、07年3月期までの5年間で約4億5800万円の申告漏れを指摘された、と同社が30日公表した。うち約4億円は仮装隠蔽(いんぺい)があったとして、所得隠しと指摘された模様だ。追徴税額は重加算税などを含め約1億8100万円。
同社によると、国税局は事業推進費や取材費などとして経費計上された約4億円について、経費とは認められない交際費に当たると指摘したという。また、同社の新会計システムの構築に伴って計上したコンサルティング費用の一部について、経費ではなく資産として計上すべきだと指摘したという。
毎日新聞社社長室広報担当は「見解の相違もあるが、申告漏れを指摘されたことを真摯(しんし)に受け止め、今後も適正な経理、税務処理に努める」とコメントしている。
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