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2008年05月30日(金) 15時50分

85歳の藤間紫、創作舞踊に 5日から東京で朝日新聞

 日本舞踊協会の「創作舞踊劇場」が6月5〜8日、東京・ルテアトル銀座で上演される。25回目の今年は「欲望という名の電車」の舞踊化作品と「舞踊詩 青春」の2題。85歳の藤間紫も出演する。

花柳寿美、藤間紫、水木佑歌(左から)

 「欲望〜」は斎藤雅文が日本を舞台に翻案。演出・振り付けは花柳輔太朗。主人公ブランチの若き日々を花柳寿美と水木佑歌がダブルキャストで、後年の物狂いの姿を紫が踊る。寿美は「紫先生が演劇的要素も織り交ぜて下さると思う。その中で日本舞踊の技術を使い、色々な境遇を生きる姿を表現したい」。

 「青春」は橘芳慧演出、花柳寿南海らの振り付け。素踊り主体で、オムニバス形式で青春をつづる。

 紫は「若手らは躍動美を見せてくれる。私は、演劇に頼らず、動かない中にも舞踊をしっかりしないといけない」と話している。

 8千円。同協会(03・3533・6455)。

http://www.asahi.com/culture/stage/koten/TKY200805300219.html