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2008年05月29日(木) 00時00分

島耕作社長就任式、次なる展開は再婚?朝日新聞

 漫画の主人公で日本一有名なサラリーマン、島耕作(60)の社長就任会見&乾杯式が28日、都内で行われた。架空の人物のための異例のイベントを経て、島は初芝五洋ホールディングス初代代表取締役社長となり、29日発売の「週刊モーニング」(講談社)から「社長 島耕作」としての新たに連載を開始する。

 原作者の弘兼憲史氏(60)、ファン代表のゲストとして祝福に駆けつけた辰巳琢郎(49)、サプライズゲストの中川翔子(23)らが乾杯式に参加。最高の人気を誇り、最高の地位に就いた主人公に敬意を表し、ファンや関係者が「最高の乾杯」と口にしながら祝福された。

 舞台に設置されたスクリーンに、島はアニメーションで登場。司会を務めたフリーアナウンサーの中井美穂さん(43)から会見で企業理念について質問されると「シンク グローバル」と明確に企業理念を言い切った。「少子化で縮小する日本市場より、拡大している中国やインドなどを相手にする。積極的に打って出よう」と補足説明した。

 サラリーマンの頂点を極めた者として、若い世代にもアドバイスした。「まず走りだせ。問題は走りながら解決していけ」。同じ団塊世代には「我々の経験が必要とされている場はたくさんあります。もうひと頑張り、楽しみましょう」と話し掛けた。

 私生活では離婚歴がある。「再婚のご予定は?」の中井の問いには「いいタイミングが巡ってくれば」と言葉を濁した。そんな島に、原作者の弘兼氏は「秘書に中川翔子さんのような美しい人を持ってくるか」と新構想を明かした。漫画では専属の女性1人を含め、3人ほどの秘書が付く。しょこたんによく似た美人秘書も登場するのか? また、島社長と秘書たちがどんな関係に発展していくのか? 仕事ぶりだけでなく、女性遍歴も新展開を迎えそうだ。

http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200805290010.html