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2008年05月29日(木) 00時00分

痴漢でっち上げ初公判、元大学生が起訴事実認める朝日新聞

 大阪市営地下鉄で2月、痴漢をでっち上げたとされる事件で、虚偽告訴の罪に問われた元甲南大生、蒔田(まきた)文幸被告(24)=京都市山科区=の初公判が29日、大阪地裁で開かれ、蒔田被告は罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、痴漢の被害者役を演じた共犯として書類送検された女(31)に「気の弱いおっさんを狙え」「色気があって痴漢されやすいからスカートをはけ」などと事前に指示していたと指摘した。

 蒔田被告は、この女とともに、出会い系サイトを通じて呼び出した男性から金を奪おうとしたとされる強盗未遂の罪についても認めた。

 起訴状によると、蒔田被告は女と共謀して2月1日夜、大阪市営地下鉄御堂筋線の車内で、会社員の男性(59)に女の体を触ったと言いがかりをつけ、男性が痴漢であるとの虚偽の申告を警察に届け出るなどしたとされる。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805290041.html