日朝協議への支援、中国に要請　６者協議代表会談（朝日新聞）

2008年05月29日(木) 19時32分

　【北京＝玉川透】中国を訪問中の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は２９日、北京市内で中国の武大偉外務次官と会談し、北朝鮮の核問題を巡る６者協議などについて意見を交換した。日本代表を務める斎木氏は議長の武氏に、北朝鮮が日朝交渉に早く応じるよう働きかけを要請した。

　会談後、斎木氏は記者団に「日朝関係が（協議の前進に）重大な意味を持っていることは武氏も認識している」と述べた。北朝鮮による核計画の申告が近いと見られる中、拉致問題など日朝間の懸案が置き去りにされないよう、議長国中国に改めて念を押したと見られる。