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2008年05月21日(水) 22時59分

<業務停止>不安あおり高額健康食品など販売の7社に 毎日新聞

 空き店舗などに高齢者を集め、健康不安をあおって高額な商品を買わせたとして、東京都は21日、「ピュア」(名古屋市中村区)など7社に対し、特定商取引法に基づく3カ月間の業務停止を命じた。被害者は巧みな話術につられ「講習」に長期間通い、7社の過去1年間の売り上げは計439億円に上った。

 他の6社は▽ホワイティ(東京都武蔵野市)▽アール・エフ(品川区)▽ヘルシーライフ(足立区)▽メビウス(杉並区)▽ビックジョイ(名古屋市中村区)▽ダイユー(さいたま市大宮区)。

 都によると、7社はチラシなどで集めた高齢者から100円程度を徴収。連日健康の話をして徐々に不安をあおり、科学的根拠がないのに「血液がサラサラになる」「体の毒素を取り除く」などと言って高額な健康食品や浄水器を売りつけていた。都に寄せられた相談は7社で計387件(過去3年分)に上り、60〜70代の契約者が目立つという。【須山勉】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000150-mai-soci