【綿陽（中国四川省）＝池田孝昭】中国四川省の被災地で救助活動をしている日本の国際緊急援助隊は１７日、同省青川県の現場での活動を打ち切り、北川チャン族自治県方面に向かった。中国側の要請を受け、同県曲山地区にある倒壊した中学校の校舎で、生き埋めになっているとみられる生徒らの救出にあたる。
同地区はダム決壊のおそれがあるとされるが、援助隊によると、救出活動をする場所はその危険がないとの説明を受けているという。
日本隊第２陣も青川県で第１陣と合流した。隊員の一人は「歩いての現地入りも覚悟していたので、現地政府と調整し、行くべきところを目指したい」と話した。同自治県への到着は１８日未明になるとみられ、現場に到着次第、直ちに作業に入る方針だ。
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