記事登録
2008年05月01日(木) 00時00分

住民350人、未明の避難…小樽で硫化水素自殺読売新聞

 1日午前1時20分ごろ、北海道小樽市内の民家で、部屋から異臭がして長男が倒れていると父親(59)から110番通報があった。小樽署員らが駆け付け、2階の自室で無職の長男(24)が、同階廊下で母親(58)がそれぞれ倒れているのを見つけた。2人は病院に運ばれたが、長男は死亡が確認された。母親は軽症。同署は、室内から硫化水素が検出されたため、長男が硫化水素ガス自殺を図ったとみて調べている。

 同署は、民家周辺でも悪臭がしたことから、付近住民約350人を近くの小学校グラウンドに避難させ、約2時間後に解除した。体調不良を訴えた住民はいなかった。

 今年に入り、道内で発生した硫化水素自殺は、未遂の1件を含め15件目。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20080501-OYT8T00433.htm