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2008年04月20日(日) 02時45分

イルカの解体! 見学は無料〜国立科学博物館でレアなイベントオーマイニュース

 4月20日、国立科学博物館の新宿分館で、今年で6回目を迎えるイベント「オープンラボ〜博物館の裏側〜」が開催される。このイベントは「博物館の裏側」というサブタイトル通り、博物館での展示が見送られたもの、これから展示される新着展示物などが多数展示される。

 展示物はまさに「お蔵だし」のものばかりだ。「動物研究部」からは、大型哺乳類骨格資料庫・海産無脊椎動物資料庫・昆虫資料庫が開かれ、「地学研究部」からは北海道産アンモナイトやナウマンゾウの化石が特別公開。

 「人類研究部」からは、病気、怪我、刀傷のある人骨標本。「理工学研究部」からは、月の裏側から来た隕石が展示される。実演もいくつかあるが、目玉は「イルカの解体」だ。

 イルカは国内の海岸に迷い込んで死んでしまった(ストランディング)ものを使う。もちろん研究者が研究目的をもって解体、研究するものだ。正午から午後4時まで行われるこのイベントの開催時間内で解体しきれない場合は、1時間程度の居残りが可能。

 新宿分館が一般に公開されるのは、年にこの1日だけということもあり、科学好きの20代から40代がたくさん集まる(昨年度実績で600人以上)。科学好きなら、行って損はない!

(記者:北澤 強機)

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国立科学博物館のイベント告知ページ
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