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2008年04月18日(金) 12時17分

ガソリンスタンド救済の税還付、いろいろな問題あり調査必要=財務相ロイター

 [東京 18日 ロイター] 額賀福志郎財務相は18日の閣議後の会見で、3月末で揮発油税などの暫定税率が期限切れとなったことを受け、自民党内などからガソリンスタンドの救済措置として暫定税率分を還付すべきとの声が出ていることについて「いろいろな問題がある。単に業者だけを守ることで国民全体の理解を得ることができるのか、よく調べてみる必要がある」と述べた。
 暫定税率の期限切れに伴い、ガソリンスタンドが暫定税率が課せられている在庫品を自己負担で値下げ販売に踏み切るケースが相次いだ。業界や自民党内の主張は、こうした赤字分の還付を求めるものだが、額賀財務相は販売業者に対する資金繰り支援策を実施しているとした上で、「一日も早い歳入法案の成立が第一段階だ」と法案成立が優先課題との認識を示した。
 また、道路特定財源の一般財源化に絡んで、環境税として活用する案が出ていることに関しては「環境税の概念が、まだはっきりしていない。ただ、ガソリン税と環境は密接に絡む。この辺をどう整理していくのか、総合的に議論し、国民全体の理解を得る必要がある」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000901-reu-bus_all