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2008年04月13日(日) 03時07分

社保庁、勤務実態ないヤミ専従職員に「A評価」読売新聞

 社会保険庁職員が過去に無許可で、違法な労働組合の専従活動(ヤミ専従)をしていた問題で、ヤミ専従の職員が勤務評定で5段階中2番目に高い「A評価」を受けたケースがあったことが12日、明らかになった。

 勤務実績がないのに高い評価をつけた社会保険事務所長はヤミ専従を黙認し、事実上関与していたことになる。上部組織の社会保険事務局の一部も関与していた可能性が高い。

 自民党の葉梨康弘衆院議員が14日の決算行政監視委員会でヤミ専従の問題を取り上げる。

 この職員は2001年7月から02年6月まで、都内の社保事務所に所属し、職務は、国民年金保険料の収納事務などにあたる国民年金調査官だった。関係者らによると、職員は1か月に1回、社保事務所を訪れて出勤簿に1か月分の印を押し、形式上は勤務していたことを装っていたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080412-00000055-yom-soci