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2008年04月09日(水) 07時51分

ガソリン買いだめに警鐘 広島市消防局産経新聞

 個人宅などでガソリンなどを保管する際の危険性について知ってもらおうと、広島市消防局は8日、同市安佐北区の市総合防災センターで、ガソリンと灯油の燃焼実験を実施した。今後、買いだめが増えることも予想されるガソリンについて、その揮発性の高さなどを実験で示していた。

 市消防局では2日から市のホームページ上で、買いだめによる火災発生の危険性を紹介。ガソリンは常温で気化し、静電気でも発火するため、自宅や事業所で保管をする場合には、専用の携行缶に保存することが消防法に定められていることなどを掲載している。

 8日に市総合防災センターのグラウンドで行われた実験では、鉄製容器に入れた約2リットルのガソリンを用意。ガソリンはマイナス40度以上で気化するため、ガスバーナーの火を近づけた瞬間に、約2メートルの高さまで火柱を上げて炎上し、着火しやすい性質を示していた。

 市消防局の香川徹朗指導課長は「保存する際にはガソリンの取り扱い方をよく知り、買いだめは極力控えてほしい」と話していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000018-san-l34