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2008年04月08日(火) 18時00分

献金上回る2億3000万円で示談=「国も追及」で増額−統一教会側時事通信

 「夫の病死は先祖の因縁」などと脅され、世界基督教統一神霊協会(統一教会)に約2億2000万円を献金した千葉県の女性(70)が損害賠償を求めたところ、統一教会側が約2億3000万円を支払う内容で示談に応じていたことが8日、分かった。
 女性側代理人の紀藤正樹弁護士によると、献金は2005年までの約4年間に行われた。女性が06年に献金相当額の賠償を求める通知書を送ると、統一教会側は約1億3000万円を提示してきた。
 被害額との隔たりがあるため、女性側は統一教会を所管する文部科学省に「国の責任も追及する」とした訴状案を送付。その後、統一教会側は歩み寄り、先月になって献金額を1000万円上回る解決金を支払うことで合意したという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080408-00000098-jij-soci