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2008年04月03日(木) 07時38分

米原油在庫が4年ぶりの大幅増、ガソリン在庫は減少=EIA週間統計ロイター

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が2日発表した週間石油在庫統計(3月28日までの週)によると、原油在庫が4年ぶりの大幅増となった。国内製油所の需要が引き続き低迷したほか、輸入が増加に転じたことが背景。
 原油在庫は前週比740万バレル増の3億1920万バレル。増加幅は2004年3月19日までの週以来の大きさとなった。アナリストの予想は260万バレル増だった。
 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物5月限は、在庫統計発表後に一時100ドルを割り込んだ。
 一方、ガソリン在庫は450万バレル減の2億2470万バレルと3週間連続で減少した。アナリスト予想は200万バレル減だった。
 ヒーティングオイルやディーゼルを含む留出油在庫は160万バレル減少し1億0970万バレル。アナリスト予想平均と一致した。
 原油輸入は日量139万バレル増加、石油製品の輸入は同4万6000バレル減少した。
 製油所稼働率は0.2%ポイント上昇し82.4%となった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080403-00000295-reu-int