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2008年03月31日(月) 21時27分

問題作『靖国 YASUKUNI』次々と上映中止で東京公開断念に…シネマトゥデイ

 「靖国神社」の現実と精神構造に、『味』の李纓(リー・イン)監督が挑んだドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』の上映を自粛する映画館が相次ぎ、当初の公開(4月12日)をやむなく中止にすると配給元のナインエンタテインメントとアルゴ・ピクチャーズが発表した。自粛を決めた劇場は、新宿バルト9に続いて銀座シネパトス、渋谷Q-AXcinema、シネマート六本木、シネマート心斎橋(配給会社の発表による)。

 同作は先日の香港国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、李纓(リー・イン)監督も日本での公開を切に望んでいた。配給元は、「このような事態に陥ったことを大変遺憾に思いますし、日本社会における言論の自由、表現の自由への危機を感じております」とコメントを発表した。 (この映画の画像はこちら)

 また、配給元では今後も上映に向けて働きかけていくとコメントしているが、今のところ上映の見通しはたっていない。今後のことについては緊急の記者会見を設けるとのこと。

映画『靖国 YASUKUNI』
オフィシャルサイト http://www.yasukuni-movie.com/

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【関連情報】 靖国 YASUKUNI / / リー・イン / アルゴ・ピクチャーズ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080331-00000016-flix-movi