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2008年03月11日(火) 20時44分

三浦容疑者の逮捕状、ロス郡検事局広報官「全く問題ない」読売新聞

 【ロサンゼルス=飯田達人】ロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、サイパン島で逮捕された元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)(日本で無罪確定)について、ロサンゼルス郡検事局のサンディー・ギボンズ広報担当官は、読売新聞の取材に「逮捕状は有効で全く問題ない」と述べ、今回の逮捕の正当性を改めて強調した。

 ロサンゼルスで三浦元社長の弁護を担当しているマーク・ゲラゴス弁護士が、元社長の逮捕を「違法」と指摘していることに反論したもの。

 三浦元社長の殺人、共謀容疑での逮捕状は1988年5月に発付されているが、三浦元社長が逮捕された後の2月25日に、ほぼ同じ内容でロサンゼルス郡上級裁判所が再発付した。ゲラゴス弁護士はこの点を問題視し、「2月25日に(88年の)逮捕状は破棄されており、サイパンでの拘置は違法だ」と主張。10日には同裁判所の判事と面会した。

 これに対し、ギボンズ広報担当官は「引き渡しのために逮捕状を修正しただけだ。ゲラゴス氏は何を言っているのか分からない」と語った。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080225-1331217/news/20080311-OYT1T00581.htm