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2008年03月08日(土) 03時01分

「消費者庁」新設で調整=各省の権限集約、岸田担当相提案へ時事通信

 岸田文雄消費者行政推進担当相は7日、複数の省庁にまたがる消費者行政を一元化する新組織について、内閣府の外局として「消費者庁」を設置する方針を固めた。政府の「消費者行政推進会議」(座長・佐々木毅学習院大教授)に3月中にも提案する。同会議は5月までに、新組織の形態について結論を出す予定だが、岸田担当相の提案を軸に検討が進む見通しだ。
 新たな庁の設置には、権限を奪われることを警戒する関係省庁を中心に慎重論があったが、「縦割り行政」の弊害が指摘された中国製冷凍ギョーザ中毒事件などを踏まえ、消費者行政を一体的に推進する「司令塔」機能が必要と判断した。 

【関連用語】 「中国製冷凍ギョーザ中毒事件」
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