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2008年03月07日(金) 15時32分

「サムニン」トップに懲役8年=リフォーム詐欺「卑劣で狡猾」−東京地裁時事通信

 サムニングループによる住宅リフォーム詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)などの罪に問われたグループトップで親会社エム・エイチ・エスインターナショナル元社長小川隆司被告(40)らの判決公判が7日、東京地裁であり、井口修裁判長は「震災への不安感につけ込み、卑劣で狡猾(こうかつ)」として、小川被告に懲役8年(求刑懲役12年)を言い渡した。グループ幹部2人も実刑とした。
 小川被告らは、詐欺を実行した担当者と共謀はしていないと無罪を訴えていた。
 判決で井口裁判長は「詐欺組織である会社の活動として行われたことは明らか」として、小川被告らの主導を認定した。
 その上で、「判断能力の不十分な高齢者を標的にした。長期間継続された大規模な犯行で、刑事責任は重い」と非難した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080307-00000098-jij-soci