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2008年02月23日(土) 20時16分

ガス田問題 日中対話、決着せず終了朝日新聞

 外務省の薮中三十二事務次官と中国の王毅外務次官(前駐日大使)による日中戦略対話は23日、主に東シナ海のガス田の共同開発問題について、北京市で協議した。協議筋によると、決着に至らないまま、2日間の対話を終了した。日中外交当局は3月に予定される楊外相、4月にも予定される胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の訪日までの解決に向けて、さらに協議を続ける。

 この日は数時間にわたって、ガス田問題の解決に向けて議論した。複数の日中関係筋によると、中国側が単独開発している春暁(日本名・白樺)ガス田の扱いなどで溝は埋まらず、大きな進展はなかったとみられる。協議筋によると、共同開発に向けた具体的な合意はなお難しい状態という。協議終了後、薮中氏は中国外務省で楊外相とも会談した。

 日本側は、今後も双方の法的立場を害さないことを原則に協議を進め、合意事項を担保するための文書作成を目指したい考えだ。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/politics/update/0223/TKY200802230354.html