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2008年02月22日(金) 00時45分

道徳テキストに「特定宗教広める内容」 茨城県高教組朝日新聞

 茨城県の県立高校の道徳で使われているテキストに、特定の宗教を広めようとする内容が含まれているとして、県高校教職員組合は21日、県教育委員会に削除するよう是正措置を求めた。「宗教教育を禁じた憲法に違反する」と主張している。これに対し県教委は「テキストには特定宗教の記述はない」などとし、「問題ない」としている。

 茨城県では今年度から県立高校1年生で道徳を全国で初めて必修化。道徳のテキストは現在、105校が使っている。

 県高教組が問題視しているのは、村上和雄・筑波大名誉教授(遺伝子工学)の著書「生命のバカ力」(講談社)から引用した部分。文中の「サムシング・グレート」(何か偉大なもの)という言葉が、村上氏の別の著書では、天理教の「親神様」などをさし「教祖の教えを知らない人にも(親神様の働きを)伝えたいと思っている。だから私は、最近の本では『サムシング・グレート』という言葉を使っています」とある。

 村上氏は朝日新聞の取材に、「『サムシング・グレート』は、生命科学の現場で50年間研究してきて感じた、人間の力を超える大きな力という広い意味で使った。特定の宗教を指したものではない」と話している。

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http://www.asahi.com/national/update/0222/TKY200802210395.html