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2008年02月16日(土) 00時00分

虐待か全身にあざ、6歳女児が重体 21歳の男逮捕朝日新聞

 16日午後1時5分ごろ、大阪府寝屋川市のマンション住人から「娘の様子がおかしい」と119番通報があった。救急隊員が駆けつけたところ、女児(6)が心肺停止の状態で倒れており、病院で治療を受けたが意識不明の重体。寝屋川署は同日夜、女児に暴行を加えたとして、同居している無職の大山貴志容疑者(21)を殺人未遂容疑で逮捕した。

 女児は母親(29)と兄(9)、大山容疑者と4人暮らし。調べでは、大山容疑者は16日午前8時から午後0時半にかけて、女児をたたくなどして殺害しようとした疑い。調べに対し、「母親の言うことを聞かなかったので、揺さぶったら気を失った」と容疑を否認しているという。

 16日午前8時ごろから母親は外出して不在だった。大山容疑者はそのころから女児に説教を始めたといい、同午後0時半ごろ、大山容疑者が母親に「子どもがぐったりした。えらいこっちゃ」と電話してきたという。兄は同署に「(大山容疑者が)ずっと殴り続けていた」と話しており、この間に、女児に対して暴行が加えられたとみられる。

 女児は頭を強打しているほか、左肩を骨折しており、首には絞められたような跡があった。全身にあざがあり、日常的に虐待を受けていた疑いがあるという。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802160078.html