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2008年02月12日(火) 20時31分

JT、回収対象は推定54万袋=生協は64万袋−天洋製冷凍食品時事通信

 中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、子会社が輸入にかかわった日本たばこ産業(JT)は12日、自主回収の対象とされる天洋食品(中国河北省)製の23品目が市販用・業務用合わせて全国で推定約54万袋に上ることを明らかにした。同日までに、消費者からの返送分約1万6000袋と流通在庫の約13万5000袋を回収した。
 回収対象は中毒事件が判明するまでの直近2週間に流通した量から算出した。回収品のうち、有機リン系殺虫剤メタミドホス、ジクロルボスが検出された製造日のギョーザは計680袋だった。
 一方、日本生活協同組合連合会(日本生協連)の回収対象は「手作り餃子」など3品目で、2007年度の流通量から算出すると、全国で約64万袋に上るが、9日までに回収されたのは約1万2000袋という。 

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