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2008年02月08日(金) 17時02分

倉敷の夫婦補助金不正受給:懲役2年から1年2月を求刑 /島根毎日新聞

 岡山県と国から中小企業支援補助金1000万円を不正受給したとして補助金適正化法違反の罪などに問われた、同県倉敷市の畳製造会社会社員、三谷原博文(58)、妻で同社役員、栄子(56)両被告の論告求刑公判が7日、松江地裁(飯島健太郎裁判官)であり、検察側は「多数の書類をそろえて経費を架空計上した犯行は極めて悪質」として博文被告に懲役2年、栄子被告に懲役1年2月を求刑した。判決は3月11日。
 起訴状などによると、両被告は、取引先関係者と共謀して、「化学表の一本織り方式の開発」をしたと偽り、補助対象経費として架空計上した虚偽の報告書を県知事に提出。会社の口座に補助金1000万円を振り込ませた。現在、会社から230万円の被害弁償がされている。
 弁護側は「犯意はなかった」として無罪を主張した。【御園生枝里】

2月8日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000228-mailo-l32