報道ステーションの表現・演出に「問題あり」…ＢＰＯ（読売新聞）

2008年02月05日(火) 01時31分

　放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」（ＢＰＯ）の放送倫理検証委員会は４日、テレビ朝日が２００７年１１月２７日に放送したニュース番組「報道ステーション」について、表現・演出方法に問題があったとする意見を公表した。

　問題となったのは、番組が日本マクドナルドの調理日時改ざん問題を報じた中で、元店長代理の女性に、制服を着せて証言させたインタビュー映像。委員会は、こうした演出を「安易な短絡的映像至上主義」と指摘、取材報道として「慎重さに欠ける」と批判した。

　テレビ朝日広報部は「ご意見を真摯（しんし）に受け止め、今後の放送に生かす」とコメントした。