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2008年02月02日(土) 10時17分

施設で毒物使用の可能性も ギョーザ製造の元従業員東京新聞

 【石家荘(中国河北省)2日共同】日本で中毒を起こしたギョーザを製造した中国河北省石家荘市の食品会社「天洋食品」の元従業員2人が2日、匿名で共同通信の取材に応じ、衛生管理が厳重だったとする一方、施設内にはネズミがいるため殺そ剤と併用することがある「ネズミ捕り用テープが床に張られていた」と証言、何らかの毒物を工場内で使っていた可能性は否定しなかった。

 中国では、今回日本で検出され問題となった有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を殺そ剤として使うことがあるが、工場内で見たことはなかったという。警察を含めたこれまでの調査でも、工場の敷地内から発見されていない。

 また現在、事務職員を除く工場従業員は全員、原因調査とマスコミ対策のため宿舎に缶詰め状態にされ、外出禁止となっているという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020201000126.html