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2008年02月01日(金) 00時00分

中国製ギョーザ下痢など相談4件読売新聞

残留農薬、県が分析

 中国製の冷凍ギョーザによる食中毒問題で、県内の保健所には1月31日、4件の健康相談があった。県松本保健所に寄せられたケースでは、「ジェイティフーズ」が輸入した「中華deごちそう ひとくち餃子」を食べた男性が下痢の症状を起こしていた。調理せず残っていた「ひとくち餃子」について、県環境保全研究所が分析し、農薬の残留がないかなどを調べる。

 県によると、この男性は昨年末、「ひとくち餃子」をスーパーで購入し、1月上旬になって食べたが、その翌日に下痢を起こして医療機関を受診した。現在も下痢の症状があり、31日に県松本保健所に相談した。一方、「CO・OP手作り餃子」を販売していた生活協同組合「コープながの」(長野市)にも、消費者から3件の相談があったという。

 県によると、県内には06年12月から今年1月にかけて、県内の卸業者3社を通じ、「ひとくち餃子」が531袋販売された。県内の卸業者を通していない分は把握できないという。また、「コープながの」によると、「手作り餃子」は、昨年11月に1万1379袋が宅配されたほか、昨年4月から今年1月に県内4店舗で約1100袋が販売された。

 読売新聞が県内のおもなスーパーに確認したところ、「ひとくち餃子」を販売していたのは、「マツヤ」の全店舗、「アップルランド」の塩尻、広丘、大町駅前店、「綿半スーパーセンター」の須坂、長池、松本芳川、伊那、諏訪店、「イトーヨーカドー」の長野、上田、エスパ松本店。いずれの店舗でも、購入していたことが確認できれば、返金するという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080131-OYT8T00704.htm