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2008年02月01日(金) 10時01分

2万4000点が流通 島根中国新聞

 中国製の冷凍ギョーザによる薬物中毒を受け、自主回収が始まった商品の流通状況を調査している島根県は31日、問題の冷凍ギョーザを輸入販売したジェイティフーズ(東京)など3社の19品目、約2万4000点が流通していたと発表した。今のところ健康被害の報告は入っていないが、「家庭に対象商品があるか確認し、あった場合は食べないで」と注意を呼び掛けた。スーパーなどでは対象商品の撤去に追われ、県内でも波紋が広がり続けた。

 県は7保健所を通じ、自主回収を開始した食品会社のうちジェイティフーズなど4社の計44品目を対象に、卸売りや小売り、給食関連など108カ所の流通状況を調査。その結果、自主回収の対象商品を扱っていたのは計81カ所あった。流通していた対象商品は、被害が報告された2種類の冷凍ギョーザを含むジェイティフーズ16品、味の素冷凍食品2品、江崎グリコ1品。

【写真説明】スーパーの冷凍食品売り場には、ジェイティフーズの冷凍食品の販売中止を知らせる紙が張られた(松江市内)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802010008.html