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2008年02月01日(金) 12時26分

68校の給食で天洋食品製使用 文科省調査朝日新聞

 文部科学省は1日正午までに、茨城、神奈川、山口、栃木、千葉の5県で68の公立の幼稚園、小中学校、特別支援学校が最近、天洋食品製の冷凍食品を給食に使っていたことを確認した。同省は、いずれも健康被害は報告されていないとしている。

 同省によると、天洋食品製品を使用していた学校は、茨城県では、つくば市の幼稚園1校、小学校4校、中学校1校、八千代町の小学校5校、中学校2校、古河市の小学校1校が使用。山口県では、市町村名は不明だが、小学校6校、中学校1校、神奈川県は厚木市の小学校10校。栃木県は大平町、藤岡町、那珂川町の小学校15校、中学校7校、特別支援学校1校、千葉県は市町村名は不明で、小学校12校、中学校2校。茨城県のつくば市と八千代町、栃木県の23校は共同調理場で作る給食で、古河市は学校で作る方式だった。

 一方、各県の学校給食会が共同購入した食材で天洋食品以外の中国製冷凍食品を購入していたのは、宮城県と京都府、兵庫県、福岡県など1府26県だった。

 学校で食中毒が起きれば文科省に報告が上がる。しかし、07年度に入って報告された4件はいずれもノロウイルスなどが原因と判明しており、毒物による中毒症状の報告はないという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0201/TKY200802010125.html