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2008年01月31日(木) 20時22分

冷凍ギョーザ情報の鮮度オーマイニュース

 日本たばこ産業(JT)が輸入した中国製冷凍ギョーザから農薬が検出された事件は、他社の製品も巻き込んだ食品汚染問題として、現在もその余波が広がり続けている。

 JT は輸入された冷凍ギョーザ2品種から農薬が検出されたことを重視し、ギョウザを製造した工場から出荷された製品すべてを回収する旨を発表した。製造元の中国の食品工場からはギョーザ以外にも、お弁当用の食材や業務用食材が出荷されており、JT以外にも取引先がある。各取引先に置いても、同食品工場から出荷されている食材の回収に乗り出している。

 さまざまなメディアを通じて、続々と回収対象商品が発表されているが、インターネットからの情報も含めて、情報の更新が間に合っていない。今回の回収では、農薬が入っているかどうか「不明」であっても、生命の危険にかかわる問題なので「灰色」のものはすべて回収される方向で対応が進んでいる。

 おそらく、今日の冷凍食品売り場にはほとんどの店舗に空(あ)きスペースがあるだろうが、時間が進むにつれて空きスペースが大きくなっていく可能性が高い。

 もし、あなたの家の冷凍庫に冷凍食品があるとしたら、数日間は手を付けないほうが賢明かもしれない。冷凍食品は日持ちがするのだから、安全が確認されるまでは手作りか国産の商品で自衛するにこしたことはない。

(記者:立花 健治)

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