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2008年01月31日(木) 21時02分

残留農薬対策で協力と福田首相=舛添厚労相、再発防止策徹底−参院予算委時事通信

 福田康夫首相は31日午後、参院予算委員会の基本的質疑で、中国製冷凍ギョーザによる中毒問題について「(昨年12月の日中首相会談で)食品の安全は両国共通の課題との観点から、残留農薬検査技術に関する研修をしたいと表明した。そういう枠組みの中でも話し合いを進められる」と述べ、再発防止に向けて残留農薬対策などで協力を進める考えを示した。公明党の山口那津男参院政審会長への答弁。
 自民党の椎名一保氏が今後の対応をただしたのに対し、舛添要一厚生労働相は「再発防止策を徹底する。強い決意で政府は臨んでいく」と強調。さらに「被害拡大防止、原因究明に全力を挙げている。各地で商品を回収し、保健所などの窓口で相談に対応している」と語った。
 一方、与党が揮発油(ガソリン)税の暫定税率などの期限を延長するつなぎ法案を取り下げたことに関し、首相は「ぜひ年度内に歳出、歳入の法案が一体として成立するように尽力してほしい」と述べ、暫定税率維持を含む租税特別措置法改正案の年度内成立への協力を改めて求めた。自民党の加納時男氏への答弁。 

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