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2008年01月17日(木) 20時50分

長男が家族殺害後に放火か 2遺体は出火前に窒息死東京新聞

 山梨県山梨市のパート従業員荻原通信さん(73)方から出火、一家とみられる4遺体が見つかった火災で、うち2遺体の死因は頸部圧迫による窒息で、殺害された後に出火したとみられることが17日、日下部署の司法解剖で分かった。

 長男一秀さん(37)とみられる遺体に外傷はなく死因は焼死。遺体が見つかった居間や台所からは油がまかれたような跡が見つかっており、同署は一秀さんが家族を殺害後、火を付けた可能性が高いとみて調べている。

 窒息死と分かった2遺体は荻原さんの妻洋美さん(65)、二男裕次さん(34)とみられる。荻原さんと推定される遺体の死因は不明だが、血液中の一酸化炭素濃度は低く、出火時には瀕死状態だったと思われる。

 火災は15日午前5時半ごろ、荻原さん方から出火し、木造2階建て約150平方メートルを全焼。納屋や物置など別の3棟も全半焼した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011701000839.html