12日午後8時40分ごろ、松山市三番町の路上で、現場近くの飲食店店長深田明子さん(23)=同市道後樋又=が倒れているのが見つかった。胸を刺されており、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
約10分後、中年の男が、血の付いた包丁を持って「わたしがやりました」と松山東署に自首。13日未明、殺人容疑で松山市桑原、無職加茂広正容疑者(49)を逮捕した。「客として店に行き好意を持っていた。今日は脅してでも彼女にしたいと思い、交際を申し込んだのに断られたので刺した」と供述している。
深田さんの店の関係者によると、加茂容疑者は店の客で深田さんに交際を申し込み、期限を区切って返事を迫っていたという。
調べでは、深田さんは右胸を刺され、ホテルの1階にあるコンビニ近くで倒れていた。加茂容疑者が持っていた包丁は刃渡り約20センチで、布にくるんでいた。