違法派遣を繰り返していた日雇い派遣大手グッドウィルが事業停止命令を受けた問題で、東京労働局は12日、臨時の電話相談窓口をおいた。雇用不安が広がるなか、58件の相談があった。15日からは全国の労働局でも一斉に相談を受け付ける。
窓口には「処分が始まる今月18日以降、仕事があるかどうか不安だ」といった相談が相次いだ。労働局の担当者は「会社側に契約内容を確認してほしい」などと助言していた。
グッドウィルは、708事業所のうち違法行為を直接行った67事業所が18日から4カ月間、残る全事業所に2カ月間の事業停止となる。多い時で1日あたり約3万4000人を派遣していたが、過去最長となる停止処分で、かなりの仕事がなくなる見込みだ。 アサヒ・コムトップへ