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2007年11月30日(金) 00時00分

クマに預言者の名前は侮辱…スーダン、英国人に有罪ZAKZAK

 スーダンからの報道によると、イスラム教の預言者ムハンマドの名前をクマの縫いぐるみに付けたとして、宗教を侮辱した罪などに問われた英国人女性教師(54)に対し、スーダンの裁判所は禁固15日と国外退去を命じる有罪判決を言い渡した。教師の弁護士が29日、明らかにした。

 AP通信によると、英国外務省は判決に「深い失望」を表明。ミリバンド外相がスーダン大使を外務省に呼んで説明を要求、事件は外交問題に発展した。

 教師は40回のむち打ちなどさらに重い刑を受ける可能性もあった。教師が働く首都ハルツームの学校の校長は「わずか15日の禁固刑と国外退去で済んだ」と述べた。イスラム教は偶像崇拝を禁じている。

 これまでの報道などによると、教師は今年9月、小学生の授業でクマの縫いぐるみに名前を付けようと提案。生徒らに一番人気だった「ムハンマド」の名前を付けた。その後、別の学校関係者から抗議の声が上がり、教師は今月25日に逮捕、28日に起訴された。(共同)

ZAKZAK 2007/11/30

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007113047.html