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2007年11月30日(金) 18時00分

街頭募金詐欺の男に懲役5年=「美名の下私腹を肥やした」−大阪地裁時事通信

 難病児支援の街頭募金を装い約2500万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた無職横井清一被告(36)の判決公判が30日、大阪地裁であった。杉田宗久裁判長は「難病支援という美名の下に私腹を肥やそうとするなど言語道断。社会的影響は非常に大きい」として懲役5年、罰金200万円(求刑懲役6年、罰金200万円)を言い渡した。
 判決によると、横井被告は「NPO緊急支援グループ」などと名乗り、2004年10月から12月の間、大阪市などの路上でアルバイトに「難病の子どもたちを救うために募金に協力をお願いします」と連呼させ、不特定多数の通行人から計約2500万円をだまし取るなどした。
 この事件には、公判前整理手続きが適用され、審理開始まで約1年11カ月かかったものの、審理は2カ月足らずで終了した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000164-jij-soci