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2007年11月30日(金) 18時28分

おだちえりコラム〜ゲーム音楽の理想!!注目ライブ開催オーマイニュース

 11月4日「ニトロプラス」とその姉妹ブランド「ニトロキラル」の合同ライブ『NITRO SUPER SONIC 2007』に行ってきました。

 まず先にこの2ブランドについてお話を。

 「ニトロプラス」はいわゆる18禁ゲームを主に製作しているのですが、「萌え」要素より「燃え」要素が強く、人物の心の深い部分やシナリオ進みが巧妙で、ググッと引き込まれます。ただのエロゲーでは終わらない、作品として良質な作品を多く排出しています。

 続いて「ニトロキラル」。ニトロプラスの姉妹ブランドにあたり、主にBL(ボーイズラブ)系の作品がメインです。やはり類を見ないクオリティの高さで、急成長でファンを増やしています。世の中でも「BL」という認識が少しずつ表に出てきていることもあり、今後の作品にも期待が高まります。

 話は戻りまして、『NITRO SUPER SONIC 2007』本当に素敵なライブでした!!

パワフルなステージ、実力派アーティストのすばらしい歌で、会場はヒートアップ。ステージ構成がメインステージとサブステージにわかれ、ミュージックステーションのような構成でライブが進み、音楽だけを次々魅せるというよりも、トークを楽しみアーティストの個性を踏まえたうえでのライブがたのしめました。

 大盛況だったこの2ブランド合同ライブは今回が最後とのこと。惜しむ声も大きく、私自身も残念極まりないです。しかし、新たなライブ企画として「ニトロキラル」単体のイベント「ナイトプロジェクト」が始動します。「キラルナイト」が12月9日、下北沢CLUB251にて開催されるのです。

 「キラル」での音楽は勢いがあって、とてつもなくかっこいいのが印象としてあります。温度の高い音楽。出演アーティストは「いとうかなこ」「カリキュラマシーン」「ワタナベカズヒロ」「ZIZZBAND」「DJ Sadoi」ゲーム系ライブは数々見てきましたが、DJが居ます。これはどう言うイベントになるんでしょうか!

 前回の『NITRO SUPER SONIC 2007』でも出演していた「カリキュラマシーン」さんのライブは注目。

 広報ジョイまっくすさんいわく「カリキュラのライブは一度見たら病み付き! 何度でも観たくなるんだよ」とのこと。私も前回初めてライブを体感したのですが、本当にかっこいい! どこかキュートさも持ち合わせているビジュアルから、弾けだされる勢いのある音がとてもセクシーでした。

 ニトロの音楽はゲームミュージックでありながら、ゲーム内の「引き立て役」としての役回りをはるかに通り越し、その音自体に力を感じます。ゲームと併せて聞けば時代景色に加え、心理描写や状況をこちらにリアルに伝えてくれるし、音楽単体で聞いても、それぞれドラマ性が高いだけあって、また別のすばらしい感覚を教えてくれます。ゲームあっての音楽ではなく、ゲームと音楽ががっちりタッグを組んでいる作品はなかなか類を見ません。

 ゲーム自体をプレイしてなくとも、音楽を聴いてゲームをしたくなる、それってすごい事だと思うんですね。

 「キラルナイト」。私もすごく楽しみです。

 また、「NITORO SUPER SONIC 2007」内で新作発表のコーナーがあったのですが、なんと! 、「ニトロプラス」とGONZOがオリジナルアニメーションを制作してるらしいです。高度な CGと深い内容が楽しめそうな予感です。スタッフ陣も豪華で「超時空要塞マクロス」や「仮面ライダー電王」の関係者が制作しているとのこと。まだ公式発表はされていませんが、すでにブログでは話題になっています。

(コラムニスト:おだ ちえり)

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