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2007年11月30日(金) 15時47分

太田・大阪府知事の出馬困難に、最大支持母体も「ノー」読売新聞

 来年1月の大阪府知事選で、太田房江知事(56)の3選出馬が極めて困難な情勢となった。

 自民、民主、公明3党の府議団が太田知事以外の統一候補擁立を目指して調整に入っているほか、最大の支持母体の一つ、連合大阪が30日、大阪市内で開いた緊急会議で不支持を表明したためだ。

 講演時に高額の謝礼金を受け取った問題などを理由に、過去2回の知事選を支援してきた政党と団体のほとんどが、太田知事の推薦を見送る事態になった。

 一方、太田知事は30日の記者会見で「出馬断念はあり得ない。2期8年、全身全霊をかけてやってきたことをやり遂げたい」と述べ、3選出馬の意向を改めて表明した。また、受け取った880万円の謝礼金については、信頼できる人に預けるなどの対応策を新たに示すとともに、「わきが甘かった」と説明責任の不十分さを認めた。

 同知事選では、弁護士の梅田章二氏(57)が共産党推薦で出馬を表明している。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071130i507.htm