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2007年11月29日(木) 11時00分

「まるおか」売買トラブル:「虚偽説明で信販会社契約は無効」−−追加提訴へ /青森毎日新聞

 弘前市の呉服店「まるおか」=06年9月解散=とのクレジット取引を巡る債務不存在確認訴訟で、呉服店の顧客14人が新たに来週中にも、ジャックス、ライフ、オリエントコーポレーション(いずれも東京)の信販大手3社を相手取って総額5900万円余りの債務不存在確認を求める訴訟を青森地裁弘前支部に追加提訴する。
 原告弁護団の花田勝彦弁護士らが28日、明らかにした。原告は県内在住の女性顧客14人。進行中の第1次訴訟と同様に「売買契約に関する呉服店の説明は虚偽で、信販会社との契約は無効」などと主張する。花田弁護士は「被害者は計約80人に上る。順次、追加提訴する方針」としている。
 追加提訴の方針に被告各社は「正式に追加提訴された段階ではなく、現時点ではコメントできない」などとしている。
 また、被告のうちライフとオリエントコーポレーションが同日までに「顧客との意思確認は十分行っており、契約は有効」として、呉服店の顧客計14人を相手取り契約代金計約3000万円の支払いを求めて同支部に反訴した。【太田圭介】

11月29日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000017-mailo-l02