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2007年11月29日(木) 10時00分

守屋“逮捕”覚悟決めた!日刊ゲンダイ

 守屋武昌前防衛次官が、次期輸送機CXだけでなく、次世代護衛艦のエンジン選定をめぐっても怪しい動きをしていたことが分かった。
 防衛省は、海上自衛隊のイージス艦の護衛用として次世代護衛艦の導入を決め、今年度予算から1隻分の調達費750億円を計上。エンジンなどの装備品についても今年度中にもメーカーを選定する計画だった。そこでエンジン調達を担当する防衛省の艦船武器課と海自装備部は今年2月、1隻に搭載するエンジン4基について英ロールス・ロイス製を導入する方針を内定。その案を当時の守屋次官に報告した。
 日経新聞(26日付)によると、その報告を受けた守屋次官は「GE製ではなく、ロールス・ロイス製でいいのか」と言い、担当部局に再検討を促すよう指示したという。そのため部下は「ロールス製を内定したことを次官が気にしている」と担当部局に問い合わせることになったようだ。
 米GEは宮崎元伸が設立した「日本ミライズ」とコンサルタント契約を結んでおり、守屋前次官がミライズ=宮崎に有利に働くよう権限を行使した疑いが強まっている。
 一方、守屋氏は逮捕を覚悟しているようで、一部報道機関のインタビューに「早く(地検が)来てもらった方がいい」などと語った。地検特捜部の捜査は今週がヤマ場とみられている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000006-gen-ent