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2007年11月29日(木) 20時53分

マクドナルド、表示改ざん6年前から 期限切れアイスも朝日新聞

 マクドナルドの東京都内4店舗が調理日時の表示の改ざんなどをしていた問題で、日本マクドナルドは29日、新たにソフトクリーム類の原材料とハンバーガー用のスライストマトも賞味期限切れの品を使っていたと発表した。期限切れ食材の使用はシェーク飲料を含めて3種類となり、いずれも食品衛生法違反の疑いがある。表示の張り替えはサラダが6年前から、ヨーグルトは昨年から、ほぼ毎日続けていたことも明らかにした。

 同社は今後、サラダとヨーグルト類の作り置きをやめ、注文を受けてから調理するよう改める。調理日時のシールは廃止することを決めた。

 新たな不正は27日以降の追加調査で判明した。同社によると、賞味期限切れのソフトクリーム原材料とスライストマトを使っていたのは、株式会社アスリートが運営していた都内の店舗。シェーク飲料は05年、ソフトクリームは06年、スライストマトは04年から不正を続けていた。

 ある店舗では、今年9月にシェーク飲料を作る際、390杯分相当の期限切れ原材料を使ったとの証言があったという。

 また、「サイドサラダ」の調理日時の表示改ざんは01年から常態化し、「サラダディッシュ」の改ざんは06年からだったことが新たに判明。27日の会見で「従業員の証言では最長2年前から」としてきた改ざん行為は、6年前までさかのぼることになった。

 会見した日本マクドナルドの原田泳幸社長は「恒常的に不適切な管理が行われていたと認定せざるをえない」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/1129/TKY200711290323.html