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2007年11月27日(火) 02時34分

<入院患者射殺>今田容疑者が覚せい剤毎日新聞

 福岡県大野城市内で拳銃を発砲して現行犯逮捕された自称指定暴力団道仁会系組幹部、今田文雄容疑者(61)の尿から覚せい剤の陽性反応が出ていたことが26日、分かった。福岡、佐賀両県警は、今田容疑者が佐賀県武雄市で起きた入院患者の射殺事件前から覚せい剤を常用していた疑いがあるとみて、具体的な使用時期や入手先を追及している。

 調べでは、今田容疑者は25日午前0時50分ごろ、大野城市内で福岡県警捜査員から職務質問をされた際に抵抗。隠し持っていた拳銃を1発、空に向けて発砲し、銃刀法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。

 県警は、今田容疑者と一緒にいた無職、鳥井敏子容疑者(44)を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕。今田容疑者も尿検査したところ、陽性反応が出た。今田容疑者は鳥井容疑者が所持していた覚せい剤について「自分のもので鳥井容疑者とは関係ない」と話しているという。

 今田容疑者は逮捕当時、38口径と32口径の回転式拳銃のほか、2種類の実弾二十数発を所持。38口径の拳銃は、武雄市の事件で使われた可能性が高いとみて、県警が鑑定を進めている。今田容疑者は調べに対し「ある人から譲り受けた」などと供述しているという。

 さらに、県警は26日午後、2人が乗車していたクラウンを銃刀法違反容疑で家宅捜索。暴力団のバッジや名刺など12点を押収した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000013-mai-soci