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2007年11月26日(月) 05時41分

2丁の拳銃入手ルート追及=病院射殺でも使用か−所持で逮捕の組員・福岡県警時事通信

 佐賀県武雄市の病院に入院していた自営業宮元洋さん(34)が射殺され、殺人容疑で逮捕状の出ていた指定暴力団道仁会系組員今田文雄容疑者(61)が福岡県内で拳銃を発射し、現行犯逮捕された事件で、同県警は26日、同容疑者を本格的に取り調べ、所持していた回転式拳銃2丁の入手ルートなどを追及する。
 九州では道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(同県大牟田市)との対立抗争が激化。福岡、佐賀両県警は、宮元さんが人違いで殺害されたとみており、抗争との関連についても捜査を進める。
 今田容疑者は25日午前0時50分ごろ、福岡県大野城市内で同県警の職務質問を受けた際、回転式拳銃を取り出し、上へ向け1発発射、銃刀法違反(所持)の現行犯で逮捕された。別の回転式拳銃1丁と実弾二十数発も所持し、拳銃について「ある人から譲り受けた」と供述している。
 一方、佐賀県警武雄署捜査本部のこれまでの調べでは、宮元さん殺害に使われた拳銃は回転式の38口径とみられている。福岡県警は、今田容疑者が持っていた拳銃が射殺事件に使われた可能性も視野に、入手ルートなどを追及する方針。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000007-jij-soci