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2007年11月26日(月) 06時14分

血液サラサラ腕輪社長ら再逮捕へ読売新聞

「詐欺でも売れれば」供述

 「実物を見て『これは売れる。詐欺でもいい』と思った」。東京都の健康器具販売会社「サンキョーコーポレーション」による詐欺事件で、逮捕された社長の梶本稔容疑者(60)は県警の調べに対し、健康ブレスレットの販売を始めた経緯について、そう供述しているという。県警は近く別の被害者についての詐欺容疑で同社幹部6人を再逮捕し、仕入れ先なども含めた販売ルートの全容解明を進める方針だ。

 調べによると、同社の寝具販売の売り上げが落ち込み始めた2003年、健康ブレスレットの卸売業者と付き合いがあった同社元社長室長の末光秀男容疑者(40)が、梶本容疑者にブレスレットの販売を持ち掛けたという。

 その際、「血液がサラサラになる」とのうたい文句で売る方針が検討され、末光容疑者は「それは詐欺になります」と進言したが、梶本容疑者は「詐欺でも売れればいい」と準備を進めるよう指示。その後、梶本容疑者は実物を見て、すぐに販売を決めたという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news001.htm