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2007年11月26日(月) 20時03分

L&Gの破産手続き開始を決定、来年7月に債権者集会読売新聞

 「円天」と呼ばれる独自通貨や高額の配当を宣伝材料に、約5万人の会員から総額1000億円に上るとされる「協力金」を集めていた健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(東京都新宿区)について、東京地裁(西謙二裁判長)は26日、同社に対する破産手続きを開始する決定をした。

 破産管財人には福田大助弁護士(第1東京弁護士会)が選任された。

 来年7月16日、東京都内で債権者集会を開く。管財人は、負債総額などについては調査中としている。

 L&Gを巡っては、被害対策弁護団が先月31日、同社と波和二会長の破産を申し立てていた。

 決定を受け、被害対策弁護団の千葉肇団長は都内で記者会見し、「今回の決定は被害回復のための通過点に過ぎず、弁護団としては今後、様々な情報を集めて破産手続きに全面的に協力するほか、民事訴訟などを通じて会員の被害回復に努めたい」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000111-yom-soci